「スーパー」フードと呼ばれる根拠とは?

食料品の買い物をする時、「スーパーフード」という表記のあるものに惹かれることがよくあると思います。今日はスーパーフードの定義について考えてみたいと思います。

 

健康意識の高い人は特に、真の「スーパー」フードを探していると思いますが、重要なことは、「スーパーフード」という用語はマーケティング用語であり、科学的用語ではないと認識することです。一般的にマーケターは1つまたは複数の栄養素が非常に高いレベルにある食品を説明する際に、この用語を使いますが、この用語に関して特に定義というものはないのです。

 

「スーパーフード」という用語をGoogleで検索すると何百万という数がヒットし、トップ10またはトップ20のスーパーフードのリストが多数表示されます。 「スーパーフード」のGoogle検索で常に表示される食品グループの1つは、ベリーです。 「スーパー」ベリーのリストには、通常、ビルベリー、アサイ、ゴジベリー、クランベリー、エルダーベリーなどのベリーが含まれます。これらのベリーのマーケティングプロモーションには、必ずと言っていいほど「スーパーフード」という用語が使われています。

 

特定のベリーが本当に「スーパー」であるかどうかを判断するための方法として、そのベリーについてどれだけの科学的研究が行われたかを調べることをお勧めします。米国国立衛生研究所(NIH)では、国立医学図書館データベース内のすべてのグローバルな科学的健康研究出版物を照合検索することができます。非常に驚くべきことに、このデータベースでさまざまなベリーに関する科学的出版物の数を検索すると、「スーパーフード」という用語とはあまり縁がなかったカシスは、ビルベリー、アサイ、ゴジ、エルダー、さらにはクランベリーなど、他のいわゆる「スーパーフード」ベリーよりも多くの論文が発表されていることが分かります。

 

こうした科学的研究の量は、まさにカシスを「スーパーフード」と呼ぶに十分な根拠となっています。

「スーパーフード」の考え方として、科学的根拠が多く存在することはとても大切なことだと思いませんか?

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